私はとあるバンドのボーカルのファンでした。
シングルマザーの私は、子供と一緒にライブを見に行っていました。
子供がいたせいかファンサービスが良かったのです。
ファンレターに、プライベートな話を書いて出したことがあります。
ファンには手厚い彼だったので、返事が来ました。
出待ちの時には、その話で盛り上がったこともあります。
ファンレターにメアドを書いたら返事が来て…
ある日のことファンレターにメアドを書いて送りました。
ダメもとで書いたので期待していなかったのですが、なんとメールで返事が返ってきました。
その日から何度かやり取りをして一年が過ぎたある日、二人きりで会うことになりました。
たったの数十分でしたが、ドライブをしました。
話の中でわかったのですが、その人も子持ちの既婚者でした。
その時の彼は「癒しの時間が欲しい」そう言っていました。
その後は友達として、ライブ終わりにこっそり一緒に帰ったり、メールで愚痴を吐き合ったりと楽しい時間を過ごしました。
ある日の夜中、ちょうど子供がお泊りに行ってる日に連絡があり…。
子供がいないことを告げると、
「人目が気にならないホテルで、ゆっくり飲もう」と言われ、会う事に。
彼の話を聞きながら自然に…
彼はお酒を飲みながら家での愚痴をこぼすので、癒されたいんだろうな…と感じたんです。
その姿がか弱く見えたので、ヨシヨシと頭をなでてあげると、我慢できなかったかのように一気に押し倒され…。
その後はされるがまま。
私はずっとそういう行為がなかったので、久しぶりのことに震えるほど感じてしまい…
嬉しさに涙が溢れました。
彼が私にだけ弱いところを見せてくれたような気がして、その嬉しさもありましたね。
男性に必要とされている悦びを感じ、連絡があるたびにホテルで会っては濃厚な夜を過ごしました。
2年ぐらいで20回は会ったでしょうか…
結局、彼の奥さんに感づかれ…
ある日、彼の奥さんが感づいてしまったようです。
彼が家庭を壊したくなくと思っているのはわかっていましたし、私も必要とされてるだけで嬉しかった…
しかし、奥さんにとっては不倫は不倫。
彼には離婚して欲しくなかったので、それきり会っていません。
必要とされることの悦びを知ってしまった私は、再び彼が私を求める日が来るんじゃないだろうか…
そう思って1年以上待っています。